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『処遇現場ソフト』の実装 (9)低コストかつ強力なシステムを育てていく

開発コスト、VBAやVBスクリプトでコードを書けるか否か?、を考えないとして、これを現時点で最も安そうなDELLのコンピュータでシステムを組んでいくことを考えると、
Microsoft Office XP personal (EXCELとWORD)プレインストール
WindowsME機を8台(そのうち1台のMODEMをつけます。)
Microsoft Office XP pro (EXCELとWORDとACCESS)プレインストール
WindowsME機を1台
Microsoft Office XP pro (EXCELとWORDとACCESS)プレインストール
Windows2000機を1台
HUB 2台、Printer2台、ルーター2台
という構成を考えると、130万円前後の金額でいけそうかな、という感じです。
WindowsMEにはたしかWEB−SERVERははいっていなかったような気がしましたので、1台をWindows2000機にしています。
Windows98であれば、WEB-SERVERは標準でついています
全てのコンピュータにブラウザ、EXCEL、メールソフトがはいった環境が整いました。
距離のはなれた3箇所の現場の1つはMODEMで対応し、あとの2箇所にはそれぞれデータベースを設置しています。
HUBでつながった2群の間では,それぞれのデータベースをファイルサーバー代わりにつかってEXCELを端末にしたデータの「書式付き」共有が可能になっています。
どちらかのデータベースコンピュータにWEB-SERVERを実装しておくことでもう一方のデータベースからのデータ送信、MODEMにつながった単独の端末からの情報を受信しストックして、ブラウザをとおして3箇所全てのコンピュータからのデータ閲覧が可能になります。
知識や技術の取得、或いはVBAコード、VBスクリプトの書きこみ等しきいの高かそうな部分のコストははいっていませんが、
そういった部分は、1システムと考えないで、ツールとして考えてと、全部ができなくても、どれか1つをこなす安価なツール或いはサービスがどこかにあります
『処遇現場ソフト』は基本的にはツールの集まりです。システムはそれぞれの現場で開発(とまでいかないなら追加・修正)しながら、おそらくはそだてていくものなのだと思います。
この例ではACCESSをデータベースにつかっていますが、前段でもお話したように、データベースはなんでもいいわけです。
『処遇現場システム』のような業者開発のシステムであっても、つかわれているデータベースが、WEB−SERVERやEXCELがつかえるものなら、この方式/考え方でシステムの拡張が可能です。
またWEB-SERVERやEXCELが直接つかえない業者開発のシステムやデータベースであっても、最低EXPORT(システム外部にデータを「はきだす」)ができるものであれば、1クッション増えますが、拡張はそれほどむつかしいものではありませんし、将来「データベースを変更する」といった大規模なシステム変更もスムーズに実行できるはずです。
広い意味でのデータ処理が、そのシステム内部でしか操作できないような(EXPORTできない)データベースは避けるべきだとおもいます。